坐禅10 20221214

5:25家を出る。波がありそう。風がある。稲村で車の窓を開けると南の突風が吹き込んで、砂嵐が車中に入ってきた。顔に砂が当たるので急いで窓を締める。

6:43入山、一番乗りで誰もいない。今日は休みかもしれない、と不安に思いつつ、いつもの参道で先頭に立って2分ほど待つと、2番めの人が来た。合掌&お辞儀してくるので、同じように俺も合掌&お辞儀で返す。少し慣れてきた感じ。あとに続き人も合掌&お辞儀してから列に並んでいる。最後尾の人だけが返している。あとから俺の右に並ぶ人Aさんがいた。合掌&お辞儀はしなかったので俺も何もしない。Aさんは初めてかなと思う。

いつもより遅めにお坊さんが来て裏門を開ける。後ろに並んでいた2,3人の人達に先を越された。俺は動きがゆっくりだったらしい。その人達はお坊さんが扉を開けるのを手伝っている。俺にはまだ真似できない動きだ。もともとグズの俺、列の先頭に並ぶのは性に合わないな、とか思う。

今日は12人くらい。最初の方に並んでいる人たちはまっすぐ右手、正面から見て左側に向かうので俺も習う。流れで今日は左のちょっと奥に座ろうと決めた。Aさんも近くに座っていたが、別の人Bさんが、Aさんに初心者ではないかと確認すると、そうらしく、だったらと右側に案内されて、お坊さんにそのことを伝えていた。会話は殆どないのだが。俺にもいきさつがそれとわかる。どうやら初心者は正面から見て右側と決まっているらしい。俺もそうだったし、いつも見ていると毎回そうだ。お防さんが説明している。パンパンについても説明しているみたい。しまった、聞きそこねた、着座位置失敗だ。説明を聞くには右側に座るべし。しかしBさんはなぜAさんが初心者とわかって声をかけたのだろうか。

拍子木1回、チーン4回で始まる。右足を上にするとツリそうで左足を上にした。呼吸は吸うときは最後に腹を出す、吐くときは吐ききったあと下っ腹を凹ませて、さらにむーっと吐く。今日は骨盤を立てることに集中、胸を上げて顎を引く、お尻を後ろに突き出す動きを意識。おそらく見た目は殆ど動いていないにもかかわらず、筋肉の状態はかなり違う。チーン1回、拍子木2回で1回め終了。

2回め、今度は右足を上に組む。拍子木1回チーン3回で始まる。途中、足がツリそうになるも、呼吸と姿勢でこらえる。平気だ、次第につりを感じなくなる。パンパンを持ってお坊さんが内側を一周、外側を1周歩く。内側の俺の前の人がお辞儀、パンパン、パンパン。12人のうち5人がパンパン希望。初心者の人もパンパンされてた。ちょっと羨ましい。俺だって説明されてたらその気になるかもね、まだ説明聞いてないしと、心がナナメになる。チーン1回拍子木1回で終了。今日の暁天坐禅会を終わります。お疲れさまでした、のような発声。

お堂を出て、帰り方が人それぞれなことに気づく。入った方から出ていくのであれば正面向かって右側から帰るのが合理的だし通用門までの距離が短い。人によっては左側に出てグルっと遠回りしている。朝のお寺は気持ちいいからね。強風のせいで参道に散らばった杉の枯れ枝を2人のお坊さんが掃いている。参加者の一人が、いつも見かける作務衣の人、一度通用門から出たあと引き返してきてほうきで掃いていた。関係者なのだろうか、それとも誰でも掃除していいのか。年末年始は暁天坐禅会休会。

坐禅の始まりが遅かったと思ったけど終わりは早かったようで、VERVEの駐車場に6:58。開店を待つこと2分。今日はアボガドサンドとケニア。