家を出ようとしたら寒い。ニットキャップと手袋で真冬モードで出発5:31。坐禅中は脱ぐのかな。
5:45頃入山、お堂に明かりが薄っすらとついていて参加者が2人入っていた。俺は3人め。今日は開くのが早い。すでにお坊さんも座っている。裏口からお堂に上がって靴を揃えて、合掌&お辞儀。上着を脱いで所定の位置に置く。人の声がしたので参道を見ると数人が歩いてくる。今日は初心者がいそうだ。
右奥の太鼓の前、合掌&お辞儀して座る。お坊さん「初めての方いらっしゃいますか」4人が手を上げた。説明が始まる。「流派はいろいろありそれぞれに決まりごとがあるようですが、ここでは何も言わないけど厳しいルールがあります、周りを見てそのとおりにはできなくても習おうと意識することが大事だ、のようなことを言っている。そうか俺がいつも感じている、周りを見て真似をする、ということだな、なるほど。ニット帽を取って手袋も外す、やはり寒い。靴下を脱いだほうが足を組みやすいことに気づく。
お坊さんの説明「要点は3つ」だという。
- 姿勢:腰を立てて背筋を伸ばす
- 姿勢:重心が下の方、丹田に置く
- 呼吸:ゆっくり深く、呼吸に集中する
初心者に座布団2枚を勧めながら、靴下は脱ぐ、と言った、初めて聞いた。説明の合間に「ここでやったことを日常の中でも実践してください、姿勢を正す、落ち込んだとき、または高揚しすぎたとき、呼吸を整える」ようなことを言っている。「座禅に参加する目的は人それぞれ、つらい思いをしている人、姿勢を良くしようとしている人、いますが、こちらから言えるのは姿勢を正す、呼吸に集中する、という座り方のところまで。そこから先は言えません」
「足を組んで、右手をした左手を上にして親指をつけて丸い形を作る」お坊さん着座「20分を2回、間に休憩5分、それでは始めます」合掌&お辞儀、拍子木1回、チーン4回。20分、寒い、仕事とかバスケとか、いろいろなことを考えるけど、だんだん呼吸と姿勢のことに感心が向いていく。チーン1回、拍子木。足を伸ばす。
2回めは右足を上に組む。拍子木1回で始まる、チーン4回。チーンの間に呼吸を深めていく。更に寒い。10分くらい経過した頃だろうか、途中お坊さんが立ち上がり、パンパン棒を持ってゆっくり歩いてくる。この歩き方だと1周回れないのでは?と思いながら、姿勢と呼吸への集中を1段上げる。初心者の前を通り過ぎて俺の前でUターン、俺の左前の人Aさんの腰を棒で押しながら姿勢を直していた。誰にもパンパンはやらなかった。
チーン1回拍子木2回、「これで暁天座禅を終わります、ありがとうございました」。参加者「ありがとうございました」で終了。「手を合わせてお辞儀してください」合掌&お辞儀。お坊さんがAさんに寄ってきて、はじめはできなくてもだんだんできるようになる、ようなことを言っていた。確かにAさんは姿勢が良くなかった。そこを見逃さずに指導するのだな、と感心。今日は戸締まりをしていないのね、と思いながら。最後にお堂を出る俺、合掌&お辞儀。皆が左から出ていくので俺も続く。ぐるっと参道を回って出口に向かう。少し遠回りだがこのほうが景色がいいことに気づく。通用門を出るとき、俺のあとの最後の人が「いいですよ」というので閉めないで出て、合掌&お辞儀、駐車場を出る6:58。
verve、今日はエチオピアとアボガドサンド。