明日の自分を信じよう

プログラミングの際に、たまに自分自身に言い聞かせている言葉。使われなくなったコードを消すかどうか迷ったとき、残しておこうという気持ちを取り払おうとして、「サクッと早く消せよ」と、無駄な時間を費やしている自分に対して言う。

今使われなくなったコードが将来の要件にあっている可能性は低い。将来の自分がその時点で、この程度のプログラムはゼロから書ける、と信じよう。同じような要件であれば、2度めに新しく考え出したコードのほうが質が良いはずだし。要件が微妙に違う場合はアジャストしなくてはならないし。プログラムというのは要件が確定した時点から考え始めればよいのだ。

せっかくできた今のコードがスーパーだとか、将来同じような複雑なプログラミングがかけるのか疑問とか、捨てるのがもったいないからパラメータを調整してより汎用的な形にして残そうかとか、思うことはすべて無駄。

いつも自分に言い聞かせているのだが。。。

削除する手間もかかるので、気づいたその場で消せばいいのに。その手間を惜しんだ結果、残ってしまって産業廃棄物化しているコードもある。忘れてしまったあとで消そうとすると、またコードを追ってしまう羽目に陥る。時間が過ぎていく。

いつもやっていればプログラミング能力はアップしていく、はず。そうなったら今スーパーなコードは将来の自分には幼稚に見えるだろう。もしプログラミングをやらなくなったら、プログラミング能力は衰えていくだろう。そのときスーパーなコードは理解不可能なコードになる。産業廃棄物となって再利用などできるはずもない。

とはいえ、削除するタイミングは難しい。書いた時点ではしっかり理解しているため、産業廃棄物ではなく財産のように見える。明日以降に理解度が下がっている自分を想像できないのだ。