坐禅6 20221115 読経会

今日は読経会だとわかっていたから早めに行って観察、と思ったのだが、少し出遅れて、入山は5:51頃。雨が一旦上がっていたので傘なしで小走りに入山。上り坂に息が切れる。すでに参加者は立ち並んでいた。俺は11番目くらいか。お坊さんが16人くらい、左側に立って内側を向いて(大仏とは90度右の方を見る形)いる。今日も直立姿勢20分だろうから、体がどうなるか楽しみ。

5:57ドラの音が始まる。16回くらい鳴らしたところでリードボーカルの入場。金色の袈裟を着た4人が四角形に陣取り、その後ろを紺色の袈裟の若めのお坊さんが2人続く。最後尾のお坊さんはお個のお盆を持っている。右手奥からコノ字型に歩いて大仏正面から前に進んで4人が四角形に陣取って、一人が真ん中。右手にお盆の人。真ん中のお坊さんが前に進む、続いてお盆のお坊さんがあとをついていって焼香。元の位置に戻る。ここでリードボーカルがイントロを独唱、続いて全員の読経が始まる。何回かドラの音が響く。真ん中のお坊さんがまた前に進んで、お盆のお坊さんがあとをついていって焼香。

もとに戻って、ゴザのお坊さんがゴザを敷きに来る。そのうえで真ん中のお坊さんが土下座を長めに2回、短めに1回。立ち上がると、ゴザの人がゴザを片付ける。全員の読経が続く。

リードボーカルは正面に向かって右後ろのお坊さん、今日の人も声がいい。急にリードボーカルだけになったところで、袈裟を着ていないお坊さんが、短冊を持ってきて渡す。それを開いて読む。これが本番の「読経」だろうか。読み終わると確か、全員お読経が再開、このあたりになると記憶が怪しい。20分の読経を記憶するのは大変だ。俺も姿勢を良くしようとか呼吸に気をつけてとか考えながら、イベントを記憶しようとするので、途中が飛んでしまう。あとから振り返ると、全員の読経がどこで終わったのか覚えていない。意識世界から無意識世界に行っていたのだろうか。

短冊を畳んで、袈裟を着ていないお防さんが近寄っているので渡す。6人が来た通りを逆に歩いて退場すると、確か全員の読経が終わる。これで16人のお坊さんが帰りだす。ざわつきの中で終わったことがわかる。

終わったのに、みんな裏口から入り直そうとしない。どうしようか迷ってウロウロしていたが、郷に従う。後で聞いてみよう。

一人のお坊さんが参加者の一人によってきて、今日の予定を聞いたり品川に戻られて何時頃電話していいか、とか聞いている。どういう関係か気になる。推測するにお医者さんかなと思う。

今日は初心者が7名。担当のお坊さんは説明しようとしていた。その前に参加者の一人で作務衣を着た人が最初に来た3人に説明している。前回はその人の行動で縁台を並べていたのだが、リーダー不在の感。でも他にもお医者さんとかわかった人がいて、みんなで縁台を並べる。4人に説明しているお坊さんの初心者への説明を聞きたくて一番奥の太鼓の前に座ることにした。骨盤と膝の3点で支える、というような説明。

拍子木3回で始まった。チーン4回。今日の位置からだとお坊さんがよく見える。チーンのあと、光がしたので見ると線香を燃やして立てていた。これが燃え尽きるのが時間、ということなのだろうか。雨が強くなった。

今日は呼吸が整えにくいことに気づく。吐き切るときにうまく押せない。その後早い呼吸になってしまう。吸うときも水切る時にお腹を膨らますのが下手で、早い呼吸になってしまう。途中で気にすることをやめてしばらくすると、姿勢が少し良くないことに気づく。姿勢を正すと呼吸がしやすくなった。チーン1回、拍子木1回で終了。いつもより長めに感じた。まだ開場前です、参拝はできません、参加者の皆様は速やかに下山してください、とのお坊さんの説明にみんな立ち上がる。

帰りがけ、お坊さんを掴まえて聞いてみた、裏口から入り直さなくてよかったですか?そうですね、今日は。雨も降ってますし。決まっているわけではないのです。禅宗は臨機応変ということで。とのお答えに合点。

そうなのか、いつも感じている適当な感じ。参加者が戸締まりしてたり、説明してたり、拍子木の回数が毎回違ったり、すべては臨機応変。これが禅宗なのか。そういえば初回のお坊さん、毎回違うのです、あなたもこの柱も、と言っていた。そのときにいいと思ったことを実行すれば、自然に同じような形になるけど、それは同じように決まったことをやろうとしているのではない、のかもしれない。

門を出て扉を締める。7:03、駐車場でトイレを借りて、verveでコーヒー。