リリースパッケージ作成作業
4Dアプリをビルドしたあとの作業として、次の操作が必要。
1)使用許諾書 KeValueテーブルに読み込む
最初にアプリを起動したときに使用許諾に同意するか促すメッセージをダイアログボックスに表示する。このメッセージはリリース直前まで変更される可能性があるため外部テキストにしている。
2)ライセンス購入 KeValueテーブルに読み込む
利用者はライセンスキーを入力するまではお試し版利用者として扱われ、主要なテーブルへの登録件数が制限されたモードになる。この説明を表示するためのテキスト。やはりこのメッセージもリリース直前まで変更される可能性があるため外部テキストにしている。
3)郵便番号(県、事業所) z_PostalCodeテーブルに読み込む
郵便番号ファイルはテキストで15MBもある。これを出荷前に読み込ませたい。
4つのテキストファイルを読み込ませるため、アプリ側は、A00_AddNecessariesというメソッドでそれぞれテーブルにImportする仕掛けになっている。出荷時に毎回これを実行するたびに、ファイルオープンダイアログでテキストファイルを指定していた。
これを修正
Importメソッドを修正してリソースフォルダからダイアログ無しで読み込むことにした。
「jiro」フォルダに上記4つのファイルを入れておいて、ビルド後のパッケージの中のresourcesフォルダに入れる。なぜresourcesかというと、Get 4d folderで取得できるからだ。Componentsと違ってビルド時にアプリ側にコピーされないため手作業でコピーする必要があるが。
ちなみにComponentsフォルダにテキストファイルとフォルダをおいてみたら、ビルドしてもコピーされなかった。おそらくビルド時にコピーされるのは4DBファイルとそれを内包するフォルダに限定されていると思われる。
この状態で、アプリを起動。4DDファイルを作成するダイアログが表示されるので、アプリと同じフォルダを指定。
このあと、郵便番号を読み込むかどうかのダイアログが表示されてリターンすれば、自動的にテキストファイルが読み込まれる。ImportメソッドはDocument to blobを使うことによって高速化した。
追伸:
v15.2 Hotfix1で起動時の速度は速くならなかった。