InDesignでマニュアル制作、Webサイトを作る

「InDesign」の機能を紹介する。「InDesign」はAdobe社から発売されているページレイアウトソフト。前身は「PageMaker」、そのころからmacOSで使えるページレイアウトソフトとして使っている。今はお絵描き機能がついて便利になったけど、変わらない機能も数多くあり、よく使うショートカットキーは昔のままだったり、いい意味で保守的なところが気に入っている。

で、今回紹介するのは、Webサイト用のHTMLファイル書き出し機能。いつからあるのか知らないが、今使っているInDesign 2022の機能は次のように使う。

ファイルメニューから【書き出し】を選択、形式ポップアップで「HTML」選んでOKするだけ。これでHTMLファイル群が出力される。トップのhtmlファイルを開くと、目次と索引からリンクが張られて行ったり来たりできるサイトができてしまう。スタイルシートを少し調整すると次のようになる。

参考サイト(会計ジロウの操作マニュアル)

ただし、ここまで来るのにいくつか乗り越えなくてはならない条件があるので記しておく。

□ 挿入図は文章の間に挿入されていること
挿入図の画像をレイアウトするときにテキスト回り込みなどを使っていると、HTML出力時に画像の挿入位置がわからないらしく、挿入図は文末にまとめて出力されてしまう。

□ 挿入図の名前は半角英数文字のみを使用すること
挿入図へのリンク文字が化けてしまって使えない状態になる。

□ その他、当社で実施していること(これらが必須条件かどうかは不明)

・図のリンクはすべて埋め込むこと。
・図はエリアからはみ出さない。
・ページ区切りで特別なことをできるだけしない、たとえばタイトルが一番下の行になっても気にしない。
・目次は自動更新で一発で決まるように目次のスタイルを段落スタイルに登録する。
・索引もスタイルを登録して適用する。