坐禅4 円覚寺、暁天坐禅会、毎月1日と15日は読経会。

5:48仏殿に到着、今日は煌々と明かりがついていてお坊さんが複数人いる。近づいていくと、一人のお坊さんが寄ってきて正面からお入りください、という。裏からではないのですか?と尋ねると、1日と15日は読経会です、参加されるのなら正面から、というので、靴を脱いでお辞儀&合掌して入る。知らなかったぁ、と思いながらも予期せぬ展開にワクワク感がアップ。

入ると、10人以上のお坊さんが左側に立っている。いつもの縁台が外周のはそのままだが、内側のが片付けられていて、大広間にしている。こちらに来いと手招きされた方、仏の右側、前回座っていたところの近くに立つ。参加者ははじめ3人、俺のあとから5人位、正面または右横の入口から入ってきた。直立不動。

仏に向かって左側に15人立っている。腕を前に組んでいることに気づく。右手が外側で左手を包むように胸の前に組む。真似してやってみると疲れない。いいかも。直立は疲れるし。仏に向かって右側の荷物置き場の前に6人のお坊さんが立っている。最後の6人目の若めのお坊さんはお盆のようなものを持っている。

5:57銅鑼の音、小さく、たまに大きく、13回くらい鳴ったところで6人のお坊さんが動き出す。ここで、おそらく6:00だろう。

正面に向かって左右に2人づつ別れて立つ、一人が真ん中から仏に向いている。別の袈裟を着ていないお坊さんが近寄ってきて、ゴザを敷く。そこに真ん中のお坊さんが手に持っていた敷物を広げて敷いて、その上で手を差し出すように土下座、2回。立って敷物を片付けると、ちょうどいいタイミングで袈裟を着ていないお坊さんが寄ってきてゴザを片付ける。少しして正面から仏にって歩いていくと、若めのお坊さんがお盆の蓋を取りながら、あとを追いかけるようについていってお盆を差し出す、真ん中のお坊さんがお盆から線香をつまんで一振り、すると煙が上がってきた。このあたりで、直立で動かない、という修行なのだな、と勝手に理解して姿勢を正す。意外とお尻に力を入れていることを知る。

6:10ごろ、一人のお坊さんが読経を始める、イントロのようだ。いい声。続いてお坊さん全員で読経。見学の人は黙って立っている。しばらく合唱している。6:15ごろ、また声の良いお坊さんが一人ソロ。袈裟を着ていないお坊さんが近寄ってきて、折りたたんだ短冊を渡す。声の良いお坊さんがそれを開くと、両手を広げたくらいの上に大きめの字でお経が書いてある。ソロで読経。読み終わらないうちに短冊をたたみながらソロ終了。また合唱。6:20頃終了。

20分ほど直立していたため、足が言うことを聞かない。履物を履くときなど、自分の足ではないようだ。少し屈伸。股関節がこれまで味わったことのないような状態になっている、が、悪くない感じ。

見学者は一度入ったところから仏殿を出て、裏口から入り直す。お坊さんは左手と右手の奥に、2方向に分かれて帰っていく。おそらく住居が2箇所あるのだろう。2人のお坊さんが残っていて、レイアウトをもとに戻している。参加者も手伝う。一人のお坊さんが、助かります、といっていた。他のお坊さんは手伝わずに帰ってしまっている。縁台が2段重ねで片付けらているのを、2人で持ち上げて下ろす。結構重め。家具を引き摺るのは良くない、との鈴木俊隆の教えたが頭をよぎり、引き摺らないように気をつける。座布団を配置、大きなのの上に小さいのを一つづつ置いていく。坐禅の準備完了。6:20頃

「それでは始めます」の声、いつものようにお坊さんは一人。拍子木強めに1回、チーン4回。しばらくして15分以上立っただろうか、棒を持ってお坊さんが動き始める。右隅の人をパンパン、その隣の人をパンパン、一周回って俺の左の人をパンパン。戻っていく。まだパンパンのルールが分かっていない俺。坐禅は1回で終わり。「お疲れさまでした」の声で解散、戸締まり。6:44

坐禅は1回だったが、直立不動の修行ができて、読経会が見れた。